時系列今年9月




惣平「柊先輩」

柊「惣平、か。碧葉と付き合ったんだって?」

惣平「はい。8月から」

柊「俺があいつのこと幸せにできなかった分、お前が幸せにしてやれよ」

惣平「え、もっと酷いこと言われる覚悟で来たんですけど…」

柊「そんな酷いことなんて言わねえよ!俺はもう今更グダグダできねえよ」

惣平「…いい人…見つけましたか?」

柊「や、まだ」

惣平「柊先輩、前までは恋愛経験豊富だったのに碧葉と別れてから恋愛してないですよね」

柊「なんだかねー、できなくなるもんだ」

惣平「でも一年も彼女いないのは珍しい」

柊「確かにね、小6の時から誰かしらと付き合ってたからね」

惣平「結構な人数ですよね」

柊「たしかにな〜。5人以上はいるもん。何だかんだ義晴たちの影響も受けてたのかな」

惣平「でも先輩、たらしってわけじゃないですよね。」

柊「いや、割ととっかえひっかえだったからね。斗真と義晴みたいに軽い気持ちじゃあなかったけど」

惣平「言われてみれば…」

柊「でも来るもの拒まずだったからね。碧葉への想いを無くそうとして本気で好きになろうと努力はしたから」

惣平「ずっと好きだったんでしたっけ」

柊「まあ、想いが強くなったのは高2の後半だけどな。航に告白勧められて。お前はどう告白したの?」

惣平「響哉たちに仕組まれたんですよね」

柊「ああ、あの日か。俺お前とは話せても碧葉とはずっと気まずいままだから何もせずに翔真のクラスに向かったんだっけ」

惣平「とても無愛想でしたよね」

柊「馬鹿にすんな!俺もどうしたらいいのか分からんかったし航には気を使わせちゃったし」

惣平「そういえば碧葉とどこまでいったんですか?」

柊「まあ…うん。割と最初のほうにあんなことやら…お前は?」

惣平「や、まだキス止まりです。何だかんだ晟一が怖いんで」

柊「晟一なー。あと中学の元彼もな。たしか黒崎ちゃんの彼氏だよ、今は」

惣平「まじですか?誰かは分かるけど真歩の彼氏とは初耳なんですけど…」

柊「俺は佳奈穂から直接聞いたよ。で、詩音くんが初めてみたいだけど、あの人だいぶ」

惣平「それは知ってます。」
柊「あ、もしかしてあれか。お前まだ童貞…」

惣平「黙っていたことを…。そうだからってのもありますけどね」

柊「碧葉も経験あるし、晟一も俺も碧葉の前には経験あったからな」

惣平「そこなんですよね。まず恋愛面も経験あんましないですし、俺」

柊「まあ、頑張れ、」

惣平「頑張ります…。」

柊「多分な、俺らの代の男子、玄太以外経験済みだからな。」

惣平「なんか商業科の男子って変に恋愛経験多くないですか?」

柊「何でだろうね。」

惣平「…じゃなくて、洵太先輩と宗吾先輩はいつのまに…」

柊「洵太は割と最近だよ。彼女とより戻したんたてさ。宗吾はこの半年で恋愛に充実してるし」

惣平「俺らの代も。響哉だって既に経験ありますし、蓮も前に付き合ってた人と、翔真は今の彼女と…。」

柊「じゃあ紀人とお前ぐらいか。」

惣平「そうですね。」

柊「とにかく、幸せにすれよ。」

惣平「わかってますって。先輩の分も」

柊「あ!結婚式は呼んでな〜」

惣平「わかりました。」




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